晩婚化・未婚化の進行は、結婚したくない人が増えたから?

晩婚化・未婚化の進行は、結婚したくない人が増えたから?

未婚化・晩婚化の進行は言われて久しいものがありますが、内閣府「少子化社会対策白書」によると、日本人の平均初婚年齢は2012年には、
夫が30.8歳・妻が29.2歳ですが、1980年には夫が27.8歳・妻が25.2歳ですから、この約30年間で夫は3.0歳・妻は4.0歳も晩婚化が進行しています。
また、国勢調査の未婚率のデータによると、男性は、25〜29歳で71.8%(1980年比16.7%増)・30 〜34歳で47.3%(1980年比25.8%増)、
女性は、25〜29歳で60.3%(1980年比36.3%増)・30〜34歳で34.5%(1980年比5.4%増)です。また、生涯未婚率(50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合)は、1980年には男性が2.6%・女性が4.5%の場合だったものが、
2010年では男性20.1%(1980年比7.7倍)・女性10.6%(1980年比2.4倍)にまで上昇しています。
こうした数字だけの結果を見て「男女ともに結婚したくないと考える人が増加した」と受け取ってしまいますが、必ずしもそうではないようです。
2013年10月から11月にかけて実施された内閣府の「家族と地域における子育てに関する意識調査」によれば、独身者に対する将来の結婚の意思についての質問に関し、次のような結果が公表されています。
「いずれは結婚したい」(52.0%)・「2〜3年以内に結婚したい」(10.0%)・「すぐにでも結婚したい」(9.6%)という回答者をあわせると、
7割以上の人が「結婚したい」と回答しているのです。また、回答者数が少ないため参考データですが、
特に20歳〜39歳の未婚者で「結婚したい」という回答者は85.2%で、男性(79.0%)よりも女性(91.9%)が多く、9割を超す女性が結婚の意思を示しています。
データから判断すると、晩婚化・未婚化進行は、単に結婚したくない人が増えたということだけではなさそうです。